魅力的なタイトルやキャッチコピーを考えるのって、難しいですよね。
私は以前広告代理店で働いていた時、広告のコピーを制作する部署にいました。毎日キャッチコピーのようなものを考える日々。1日に100本以上制作することも。。
私はクリエイティブな方ではないので、正直苦戦しました。でも、ベストライター賞を受賞することができたり、結果を残すことができたのは意識的にあることを行なっていたから。
良質なキャッチコピーに触れる
私が意図的に行なっていた事は「良質なキャッチコピーに触れる」ことです。
普段生活をしているとあらゆる広告を目にしますよね。テレビ・新聞・雑誌・インターネット…。それらを流し見するのではなく、意図的に見てみる。いいキャッチコピーがあればメモをする。そうすることで言葉の引き出しが増えます。
もちろんまるパクリしてはダメですよ。あくまで自分の言葉やクリエイティブの幅を広げる為に行うことです。
私は主に健康食品や美容商品を扱う広告を担当していました。当時私が参考にしていた方法をご紹介しますね。
雑誌のキャッチコピー
私が参考にしていた雑誌は「美スト」。40代〜50代向け、美容雑誌です。
色んな雑誌を見てきましたが、美ストの表現はエッジが効いててキャッチーなコピーが他の雑誌より多いです。例えば、6月号のタイトルから一部抜粋したものが以下です。
- 上がる! 締まる! ツヤが出る! 塗る“針コスメ”
- もはや美容はacross Asia!
- 俺の母ちゃん美魔女
- 令和時代にきっと叶う! 夢のミライ☆美容
キャッチーですよね。私は毎月拝見し、「なるほど、こういう表現があるのか〜」と参考にしていました。
目次をみるだけでも参考になるのでぜひチェックしてみてください。
zassi.jpより美ストのバックナンバーの目次がみられます。
バックナンバーの「詳しく見る」をクリックするとその号の目次を見ることができます。
電車内広告
人によっては毎日利用する電車、そこにも沢山広告がありますよね。これもまた勉強になります。雑誌のキャッチコピーと違って電車の広告は商品や企業が多いので、マーケティングが考慮されたコピーを見ることができます。
例えば2018年6月のミュゼ(脱毛サロン)の電車広告。
出典:ミュゼ広告ギャラリー
「お肌も、痛い。
財布も。痛い。
じゃ、続かない。」
お肌にも財布にも優しいから続けやすいですよ〜と言いたいのがわかりますよね。
集めた素材の活かし方
私は気になったキャッチコピーや宣伝文句を全てPCやスマホのメモ帳に記録していました。
そして自分でキャッチコピーを制作する際の参考にしていました。集めた素材を私は次のように活かしていました。
- なぜ「いいな」と思ったのか、心に刺さった理由を考えてみる
- 「いいな」と思ったキャッチコピーの別の言い方を考えてみる
- 色々なキャッチコピーの組み合わせを試してみる
- 対象の商品に当てはめることができるのか、再考する
まとめ
アイディアが出てこない時こそ「良質なキャッチコピーに触れてみる」ことをしてください。きっと何かヒントがもらえるはずです。